セガンティーニ 生の天使

 前回の記事で午前半休をとった話をしましたが、理由は息子の1歳半検診で保健所に行ったからです。
 かみさんの代わりに行きましたが、案外お父さんと一緒に受診している赤ちゃんも多いです。泣く子、ばたばた動き回る子等いろいろですが、いづれの赤ちゃんも愛情を受けているのが分かります。
 そこで今回紹介する作品はセガンティーニの「生の天使」です。

 生の天使

 セガンティーニはイタリアで生まれ、スイスに移住した画家です。
 同時代の画家にミュシャとクリムトもいます。この二人と交流があったかどうかはわかりませんが、この絵は金色を使用し、装飾的なところはこの両者に似ています。
 また、スイスの国民的画家と言われているアンカーも同時代の画家です。共通点は2人ともミレ―に憧れていたところです。
 
 セガンティーニは幼いころ母親を亡くし、父親が蒸発と言う不幸な幼少時代を過ごしたそうです。そのためこの絵のような「母恋し」というテーマの絵を多数描いており、画風が古典派的→印象派的→象徴派的に変遷しても一環としたテーマとなっています。一方で親に捨てられたという意識(恨み?)から、「悪しき母達(嬰児殺し)」という、この絵とは真逆の絵も描いてます。
 
 いづれの赤ちゃんも愛情を~と冒頭に描きましたが、それならラファエロ例やモーリス・ドニを紹介すればいいのにとお思いの方もいらっしゃると思います。
 禍々しい木が世間の荒波のように見えます。この作品はどんなにつらくても子供は守るという意思も伝わる作品です。ここ最近子供がらみの痛ましい事件があったのであえてこの作品を紹介してみました。 では良い週末を!!
 
こちらの作品もよろしければどうぞ!!
「アルプスの真昼」
「風笛を吹くブリアンツァの男たち」
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Comment

[596]

こんにちは!

不思議な構図の中にどんどんと引きこまていく絵ですね。
個人的にとても惹かれます。

また、だまけんさんのコメントを読んで再度見直すと、
全く違った感覚が伝わってきました。

素敵な絵のご紹介ありがとうございました。

[597] Re: タイトルなし

おはようございます!
この画家の作品は正直いって重いですが、
光の描写や画風は多才な所が魅力です。
たまには社会問題に踏み込んで見るかと
思い紹介してみました。

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