葛飾応為 吉原夜景図
先日紹介した江戸6地蔵の一つである東禅寺は吉原の近くにあります。そこで吉原を描いた作品を紹介します。
紹介する作品は葛飾北斎の娘、応為の「吉原夜景図」です。

吉原を描いた作品は数多くありますが、これからの季節は夜景がきれいです。そこで美しい夜景を描いているこの作品を選びました。現存する作品が少なく見る機会が少ない葛飾応為ですが、この作品は太田記念美術館が所蔵しています。
夜の吉原を描いた作品というと、艶やかさと退廃的な雰囲気が満ちている作品を連想するかも知れませんが、この作品は抒情的で上品です。ネオンがない江戸時代の吉原の夜は現代人の感覚からすると抒情的だったかも知れません。
北斎と応為の違いは、応為のほうが西洋絵画の技法を取り入れるのに熱心だった点らしいです。この作品は浮世絵ではなく西洋絵画と思う人も結構いるようです。
確かに、レンブラントを思わす光と闇の対比は見事です。江戸時代はオランダとは通商があったので、この時代の絵師たちはレンブラントの絵を知っていたのかもしれません。なお、同じく光と闇の対比が見事な作品としてメナード美術館が所蔵している「春夜美人図」があります。では1週間がんばりましょう~
「三曲合奏図」もどうぞ!
紹介する作品は葛飾北斎の娘、応為の「吉原夜景図」です。

吉原を描いた作品は数多くありますが、これからの季節は夜景がきれいです。そこで美しい夜景を描いているこの作品を選びました。現存する作品が少なく見る機会が少ない葛飾応為ですが、この作品は太田記念美術館が所蔵しています。
夜の吉原を描いた作品というと、艶やかさと退廃的な雰囲気が満ちている作品を連想するかも知れませんが、この作品は抒情的で上品です。ネオンがない江戸時代の吉原の夜は現代人の感覚からすると抒情的だったかも知れません。
北斎と応為の違いは、応為のほうが西洋絵画の技法を取り入れるのに熱心だった点らしいです。この作品は浮世絵ではなく西洋絵画と思う人も結構いるようです。
確かに、レンブラントを思わす光と闇の対比は見事です。江戸時代はオランダとは通商があったので、この時代の絵師たちはレンブラントの絵を知っていたのかもしれません。なお、同じく光と闇の対比が見事な作品としてメナード美術館が所蔵している「春夜美人図」があります。では1週間がんばりましょう~
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