ゴッホ「魁(溪斎英泉による)」と溪斎英泉「雲龍打掛の花魁」
12月16日に東京都美術館で開催中の「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」に行きました。
この展覧会はゴッホと浮世絵との関りをテーマにした展覧会で、ゴッホの作品と影響を受けた浮世絵が展示されていました。
そこで、今回はゴッホの「魁(溪斎英泉による)」と溪斎英泉の「雲龍打掛の花魁」を紹介します。

数ある作品のなかでこの作品を紹介する理由は、アムステルダムにあるゴッホの美術館で見たことがあることから思い出深く、14年ぶりの再会になるからです。
ゴッホならではの鮮やかな黄色が魅力的です。美術館で見る浮世絵は色あせてますが本来は極彩色で鮮やかものです。鳥、蛙、楽しく舟遊びをする人々も描かれている生命への賛歌を感じる作品です。

溪斎英泉の「雲龍打掛の花魁」です。この作品は千葉市立美術館が所蔵しております。
花魁のS字カーブとうねる龍の調和がかっこいい作品です。
葛飾応為が主人公の漫画、「百日紅」では溪斎英泉は女好きな人物として描かれていますが、実際女郎部屋を経営していたそうです。だからこそS字カーブがかっこいい作品を描けたといえます。
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