池田学 誕生

 日本橋高島屋で9月27日から10月9日に開催された池田学の展覧会に行きました。
 今回紹介する作品は本展覧会の目玉であった「誕生」です。

2017年10月22日14時40分06秒0001

 先ずはこの作品の全体です。この展覧会ではこの作品は撮影可能でしたがこれは絵葉書をスキャンしたものです。

2017年10月22日14時40分04秒

 左側を拡大したものです。

2017年10月22日14時40分16秒0001

 右側を拡大したものです。
 被災地復興といえば真っ先に思い浮かぶのは東北地方ですが、近年はそうとも言い切れないくらい災害が多いご時世です。この作品は復興へエールともいえる作品で、この展覧会には同様のテーマの作品が多かったです。

 池田学の作品は、途方もなく強大なものとともにけなげに生きる小さな人間な営みを描いており、人間はなんてちっぽけなのだと思いがちです。
 しかし、ちっぽけな人間の営みをほんの数ミリ除いたら、作品の世界観が壊れるような気がします。
 小さな虫でもいないと自然界のバランスが崩れます。池田学の作品は一人一人は小さいけど、世界を動かす存在である、また一人一人が主人公なのだということを教えてくれます。次回、池田学の展覧会が開催されるのが待ち遠しいです。 

郷さくら美術館東京

 6月10日に中目黒にある郷さくら美術館東京で開催中の「夏のかほり」展に行きました。
 この美術館は現代日本画を専門とした美術館で、夏に鑑賞するのにもってこいな特に涼し気な作品を紹介します。

2017年06月10日21時36分28秒0001

 左は齋藤満栄の「金魚」という作品です。この日は気温が30度を超えましたがこの作品のおかげで火照った体が冷めました。
 右上の作品は濱田昇児の「湖畔」という作品です。翠の美しさに心が清らかになります。そして右下の作品は佐藤晨の「朝の雫」です。蜘蛛の糸の透明感と虹が幻想的です。一雨あった後の涼しさが伝わるような作品でした。

 この3作品以外にも、那波多目功一の「さざ波」という静寂と余韻の調和が美しい作品もお勧めですが、一番お勧めしたいのは
田中隆の「木津夕景」です。
 夕暮れ時は空の色が刻々と変わっていきますが、空一面がほんのりとした紅色になる瞬間を描いた作品です。印象派絵画に劣らない美しさがありました。絵葉書がなかったのでスキャンして紹介できないのが残念です。
 実は、今回紹介した画家はこの日始めて知りました。展覧会の情報をつかみ次第鑑賞しに行きたいものです。

 暑い季節が到来したのでこの展覧会は涼むのにもってこいです。駅から歩いて5分というアクセスの良さもよいです。是非お出かけください。

相笠昌義 四季電車図

 日々の暮らしは大変ですが、愛おしと思う今日この頃なので、今回紹介する作品は相笠昌義の「四季電車図」です。

四季電車図

 日本人洋画家の重鎮、相笠昌義氏は都会の日常的な風景を描くことで有名です。これは銀座の彩鳳堂画廊で2012年の11月に行われた展覧会に展示されていた作品です。(この時の記事はこちら
  
 課を異動して2か月。昨年度は上司との仲がこじれて不穏かつ不安な日々でした。
 部は一緒だから憎い上司とは顔を合わせるため不快なことを思い出すことはあるものの、今は心の平穏を取り戻し、平穏な日常のすばらしさを感じています。
 そのせいか、「幸せ」とは平穏な日常の積み重ねであると思うようになりました。相笠昌義氏の作品は平穏な日常のすばらしさを強く語りかけてきます。

池田学 灯台

 ブリューゲル「バベルの塔」が来日しますが、それに触発された万城目学の「バベル九朔」という本を読みました。
 そこで今回は「バベル九朔」を読んで連想した池田学の灯台という「灯台」を紹介します。

2017年03月05日10時57分09秒0001

 冒頭で紹介した小説は、万城目学の「偉大なる、しゅららぼん」と森見登美彦の「四畳半神話体系」が好きな方は気に入ると思います。
 主人公が「バベル」の崩壊を防ぐため異次元に放り込まれるというあらすじです。クライマックスは「バベル」が崩壊し始めるとろで、その場面にこの作品を思い浮かべました。

 池田学は、近年注目を集めている超精密な作品で知られる画家です。どんなにもがいても大自然の摂理には叶わない、それでも懸命に生きる人間のいじらしさを感じます。
 『池田学展 The Pen -凝縮の宇宙-』という展覧会が佐賀、金沢、東京を巡回しており、東京では日本橋高島屋で開催されるそうです。9月27日から10月9日と会期が短いので都合がつくことを祈っております。 

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